ブラック企業に勤めている方の中には、「定時退社なんて都市伝説」と思っている方も多いのではないでしょうか?
実際、定時で帰れたのは入社初週の数日だけ。気づけば残業が当たり前、終電帰りも日常茶飯事…そんな働き方に慣れてしまっていませんか?
今回は、「ホワイト企業で働く感覚」を疑似体験できる方法として、『1日ホワイト企業体験』をおすすめしたいと思います。
「1日ホワイト企業体験」とは?
これは、実際にホワイト企業に転職するわけではなく、「1日だけホワイト企業で働くかのように過ごしてみる」というシンプルな試みです。
「定時退社をして、人生の余白を味わう」ことが目的。自宅で仕事を続けても構いません。
このように、まずは小さく体感してみることで、思考と行動のスイッチを切り替えるきっかけになります。
なぜやるのか?
こんなことを日々思っていませんか?
- 明日、地球に隕石が落ちてこないかな…
- 大雪で電車が止まればいいのに…
- 上司が突然辞めてくれたら…
もはや正常な精神状態とは言い難く、これは心からの「SOS」。
けれど日本には、そんなことを一切考えずに働いている人たちもいます。
彼らは17時過ぎには「どの居酒屋に行こう?」と話しながら駅に向かい、定時退社のメリットを日常的に享受している人種です。
まずはその人たちを観察してみてください。
オフィス街のカフェ、公園、スーパー。あなたがパソコンとにらめっこしている時間に、外の世界で自由に過ごしている人が存在する。
この事実に気づくだけでも、思わぬ感情が湧き上がってくるはずです。
難しく思えるときのヒント
「とはいえ、定時で帰るなんて無理!」という方も多いでしょう。
- 翌日に重要なミーティングがある
- 納期が重なっていて帰ると翌日が大変になる
- 周囲に帰る人がいない
わかります。ですが、それって「会社にいないとできない仕事」なのでしょうか?
ブラック企業にありがちな特徴として、「自宅に仕事を持ち帰る文化」が定着していることが挙げられます。
セキュリティがゆるく、リモートワークのルールも曖昧なケースが多い。
だったら、まずは“形だけでも定時退社”をしてみて、自宅で作業を続けるという選択肢もアリではないでしょうか?
この行動こそが、「ブラック企業 脱出」への第一歩となります。
「定時で帰る」ための言い訳案
「今日は定時で帰ります」と堂々と言えれば苦労しませんよね。
でも、現実はそう甘くない。
だからこそ、理由を“用意する”というのも、ひとつの手段です。
例えば以下のような理由であれば、比較的通りやすいかもしれません。
- 家族の事情(育児、介護など)
- 実家の用事が入った
- 偏頭痛など体調不良
- 行政手続きなど外せない用事
普段、真面目に働いている人ほど「何かあったんだな」と受け入れてもらいやすいというメリットがあります。
定時で帰ったあとの過ごし方
定時退社を決行できたら、さっそくその日の過ごし方を計画してみましょう。
おすすめは、手帳やノートに「やりたいことリスト」を書き出しておくこと。
以下は参考例です。
ホワイト企業の人と話してみる
- 久しぶりの友人と会う
- カウンターバーで隣の人と会話してみる
定時で飲みに行ける人=定時退社している人です(当たり前ですが)。
彼らの価値観、時間の使い方、人生観に触れると「えっ、そんな生き方もあるの?」と驚かされるはず。
自分にご褒美を与えてみよう
- デパ地下で少し高めのお弁当を買う
- Uber Eatsでいつもは頼まないメニューを楽しむ
- お気に入りのお菓子をゆっくり味わう
たとえ自宅で仕事を続けるとしても、せめて「食事の時間」は自分を大切に。
小さな贅沢が、意外と心の栄養になります。
初めての「1人〇〇」に挑戦してみる
- 1人焼肉
- 1人映画
- 1人カラオケ
- 1人バー
- 1人サウナ
どれも「自由な時間があるからこそ挑戦できる」ことばかり。
ブラック企業にいると、そもそも挑戦の時間すら奪われがちです。
たった1日で世界が変わる
ブラック企業を抜け出すためには、物理的な退職だけでなく、「自分の常識を書き換える体験」が不可欠です。
「会社を優先するのではなく、自分の気持ちを優先した」という成功体験が、今後の選択に自信を与えてくれます。
「たった1日でも定時で帰ると、こんなに自由なんだ」と実感できれば、次に踏み出す力になります。
まとめ:まずは1日、ホワイト企業を“体験”してみよう
- すぐに辞められなくてもいい
- 今すぐ環境を変えられなくてもいい
- ただ、1日だけ、自分を最優先にする日をつくってみてください
その1日が、あなたの未来の分岐点になるかもしれません。