かつてはフリーランスや、何らかの事情がある人が行っているイメージであった在宅勤務ですが、ここ数年の情勢の変化によって、正社員の人でも在宅勤務している人が増えていますね。
とりあえずデスクとオフィスチェアを用意してみたものの、なんとなく集中できない時間を過ごしている人も多いのではないでしょうか。
今回は、ある程度の年数在宅勤務を続けている筆者が大切にしていることや、お金かけるべきポイントについてまとめていきます。
自分がリラックスできる椅子を買おう
おそらく在宅勤務を長年している人の全員が口を揃えて言うと思いますが、椅子だけは絶対妥協するべきではありません。
最初の数年は問題なかったとしても、5年6年と続けているうちにいつか腰を壊してしまいます。
どのような形状のものがあるかについては人によるところが大きいと思いますが、少なくとも「座れる」ではなく「座り心地がいい」と感じられるレベルのものを用意しましょう。
これは健康のためだけではなく生産性にも大きな影響があります。
例えば筆者の場合、ハイバックでオットマン付きというものが自分に最も合っていました。人によって趣味は異なると思いますが、背もたれに寄りかかりながらリラックスした状態で仕事をすると、ストレスも少なくサクサクと仕事が捗ります。
それに気づいてからは必ずこの2点を満たしている椅子のみを買うようにしています。
休憩用の嗜好品にはお金をかけよう
意外に思われるかもしれませんが、休憩時間をいかに充実させられるかは、仕事の生産性に大きく関連があるようです。
コーヒーや紅茶、チョコレートなど、自分が休憩中に楽しみたいものについてはケチらずとても良いものを買うようにしましょう。もちろん安くても自分が気に入っていれば構いません。
ただ、質より量という気持ちで買ってしまった場合、本来得られるはずの「充実した休憩時間」が、「休んだか休んでいないか分からない中途半端なもの」となってしまいます。それによってしっかり休んだ気がせず、だらだらと休憩時間を延長してしまったり、お菓子を食べながらあまり集中していない状態で業務の続きを進めてしまったりしてしまいがちです。
これは業務の境界は曖昧になりがちな在宅勤務にとって、致命的です。
ながら食べが絶対にできないような、自分にとってちょっと贅沢品と思えるようなものを用意しておきましょう。
休む時にはしっかり休みを味わう、仕事を続ける時にはしっかりと集中する、このリズムを作っていくことが重要となります。
そのためのツールとして、嗜好品にはケチらずお金をかけるべきだと思います。
まとめ
いかがでしたか。もちろん全てのものにお金をかければ、生産性は上がるかもしれません。ただそのようなわけにはいかないと思いますので、今回は特に重要ないくつかのポイントについてまとめてみました。
集中力や生産性というのは気合いややる気の問題ではなく、多くの場合環境を整えればどうにかなる問題です。そのために会社のオフィスも、プロの設計士やデザイナーが入って様々な工夫がこなされているものです。
是非色々な実験をしてみて、自分にとって何が整っていると一番集中できるのか、自分にとって何が一番生産性を上げるポイントとなるのか、楽しく探してみてください。