自炊を習慣化するには「目的を1つに絞る」ことから始めよう

日々のあれこれ

「健康のため」「節約のため」「食生活を整えたい」——
自炊を始める理由はさまざまですが、最初にいちばん大事な目的はたった1つだけです。

それは、

「習慣化すること」だけに集中すること。

健康にも節約にもなるのはその先の話。まずは“自炊が当たり前の生活リズムに組み込まれている状態”を目指しましょう。


自炊のハードルを極限まで下げる

まずは「ご飯と汁物」だけ作る

習慣づくりに最適なのは、「1日1回、ご飯と汁物だけを作る」というシンプルなスタイルです。

  • ご飯:まとめて炊いて冷凍
  • 汁物:味噌汁、コンソメスープ、インスタントでもOK

この2つだけでいい。むしろそれ「だけ」にするのがポイントです。副菜を無理に用意する必要もありません。

「料理」ではなく「準備」に近いくらいの気楽さでOK。


“やった証拠”を可視化する

習慣は、「できたことを自覚すること」で強化されていきます。

たとえば:

  • カレンダーに◯をつける
  • アプリで記録する
  • 「今日は自炊した」と1行だけメモする

また、外食やコンビニに使わなかった金額をざっくりメモするのもおすすめです。

「3日で2,000円浮いた」「1週間続いた」など、“小さな成功”を見える化していくことで、自己肯定感が育ちます。


調味料や食材を“使い切る”工夫をする

食材が余る・腐ることで「やっぱり自炊は無駄…」と感じてしまう人は多いです。
その防止策として有効なのが、「○○の素」シリーズを常備すること

  • 野菜炒めの素
  • 丼の素(親子丼、中華丼など)
  • パスタソース(あえるだけのタイプ)

これがあると、迷わず使えて食材の回転が良くなり、「自炊=失敗しない」という感覚が得られます。


買い物の回数を減らす=挫折リスクも減る

意外な落とし穴は「買い物に行くのが面倒になること」。

だからこそ、まとめ買い+冷凍保存で“調理の流れ”を自動化しましょう。

  • 週1の買い出しで済むように計画
  • 冷凍ご飯・冷凍野菜・冷凍きのこなどをストック
  • 肉は下味冷凍で調理時短

買い物が減ると、料理の回数そのものもスムーズになり、「面倒」の感情が出にくくなります。


“できない日”を受け入れる設計にしておく

習慣化に完璧主義は不要です。
「今日は無理だった。でもまた明日やる」という考え方こそが、続く人の特徴です。

  • 疲れた日はレトルトでOK
  • 作らない日があっても記録だけつける
  • 食材の消費を次の日に回せばOK

失敗しそうになったときこそ、「自炊をやめないこと」に意味があります。

続けるとは、“やり直す力”のこと。


まとめ|“自炊習慣”は小さな工夫の積み重ねで育つ

自炊を始めるとき、多くの人は「何を作るか」「栄養バランス」「節約」など、いろんなことを一気に考えすぎてしまいます。
その結果、疲れてしまい、やめてしまう。

でも、本当に大事なのはたった1つ。

「習慣化」だけに集中すること。

まずはご飯と汁物だけでもいい。疲れたらインスタントでもいい。
自炊に対する“心理的ハードル”をとことん下げることが、続く秘訣です。

そして、小さな成功体験の積み重ねが、「自炊が当たり前の生活」へと導いてくれます。

食費が浮く、健康になる、家で食べる時間が落ち着く——
そんな副産物は、習慣化した“あとから”自然とついてきます。


自炊を習慣化するためのおすすめアイテム(Amazonリンクあり)

習慣化を助けてくれる調理器具や食材も、最初にそろえておくと安心です。以下に、初心者にもおすすめの便利グッズをピックアップしました。


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冷凍ご飯が美味しく保てるレンジ対応の容器。炊飯の回数を減らせます。


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炊きたてご飯で“自炊のハードル”が一気に下がる。洗いやすさも◎


アマノフーズ フリーズドライ 味噌汁 いつものおみそ汁 15種30食

疲れた日や時間がない日でも、お湯を注ぐだけでホッと一品。


味の素 Cook Do クックドゥ 香味ペースト<醤油> 120g×3本

回鍋肉、麻婆茄子など“炒めて混ぜるだけ”。レパートリーを増やす味方。


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最後に|「毎日作る」は目標じゃない。「やめないこと」が習慣の本質

自炊が三日坊主で終わる人は、続けられなかったことに罪悪感を抱いてしまいがち
でも、誰にでも「やらない日」はあるし、あっていいんです。

大切なのは、「ゼロの日」が続かないようにすること。
完璧じゃなくていい。やり直せる生活であれば、それはもう習慣です。

これから始めるあなたに必要なのは、努力ではなく、仕組みと工夫

「今日だけでも、汁物を作ってみる」
「ご飯だけ炊いておく」
その一歩が、未来のあなたを整えます。