フリーランスになって何年も経ちましたが、私もまだまだ時々出会います。嫌なクライアント。
日々悩まされてる人も多いのではないでしょうか。本日は嫌なクライアントの切り方についてまとめていきます。
嫌なクライアントとは
どこまでが嫌なクライアントなのか、どこまでが頑張るべきクライアントなのか、これには様々な定義があると思います。
それについては後日詳しくお話ししていきたいと思いますが、今回結論から言うと『付き合い続けることによって、他のクライアントの案件への支障が出てしまう』ようなクライアントを指すことにしたいと思います。
例えば・・・・
- 急な納期変更
- あまりに頻繁な変更・修正依頼
- コミュニケーションストレスの溜まるやり取り(上から目線、感情的等)
- 不必要な電話、メール、チャット等
- パワハラ、セクハラ(恫喝、デートの誘い等)
嫌なクライアントの切り方

では具体的にどのように切っていけばいいのでしょうか。
本来、契約更新時、もしくは新たな依頼が来た際に『今後の契約は受けられない』旨を一方的に伝えるだけでいいのですが、そう簡単に行かないのが現状です。
スケジュールを理由に断る
こちらは最も難易度の低い断り方かもしれません。向こう数か月の予定が埋まっている、別の仕事のボリュームが増えることになった、など当たり障りのない理由で『今のタイミングでは難しい』旨をお伝えする方法です。
ただこの場合、『いつならできるのか』という返しをされる場合も多いので注意が必要です。
価格改定をする
こちらに関しては、 絶対に切りたいというわけではないけれども、工数と金額とがに見合っていない時に有効な方法です。
ただし、あくまで『こちら側の都合で申し訳ない』というスタンスの上で切り出しましょう。フリーランスが経験を重ねるにつれて自分の時給を上げていくのは自然なことです。最初の契約時と経験値もスキルも変わっているのですから、自分が納得できる金額に上げていきましょう。
その際、今後も取引を継続していきたいクライアントに対しては少し安めの設定に、今後の取引継続が難しいと考えている相手には『この金額なら受けてもいい』と思える金額まで上げて設定しておきます。それによって、相手を安く使い倒したいと思っている相手が自然と離れていく可能性が高まります。
理由を告げずに断る
例えば相手が支払い遅延を繰り返したり、コミュニケーションがきちんと取れない場合など、客観的に見て相手側の過失があまりにも多い場合もありますよね。
その際は特に具体的な理由を告げずに次の契約を断るのも一つの手です。
価格を理由にした際にされる値下げ交渉や、スケジュールを理由にした際にされる納期交渉など、何か理由をつけて断った際は食い下がられやすく、それだけで消耗してしまうと思います。
『申し訳ありませんがお引き受けが難しいです』
こちらの一言でお断りの意思を伝え、余計な理由を付け加えないことの方が良い場合もあります。
相手側の過失に心当たりのある場合は、それ以上食い下がってくることは少ないでしょう。
第三者に入ってもらって伝える
取引の継続ができない旨を伝えても無視されてしまったり、『今後この業界で仕事できないようにしてやる』等恐喝してきたり、自分一人ではどうにもできない相手もいるかと思います。
その場合、もはや常識が通じる相手ではありません。一人でどうにかしようとせずに、第三者に間に入ってもらうことをお勧めします。
そうは言っても弁護士を頼むお金がない・・という方には、こちらのサービスがおすすめです。
『フリーランス・トラブル110番』
国が東京第二弁護士会という団体に委託しているものですので、公的サービスとして無料で享受することが可能です。
まとめ
断るのは骨の折れる作業ですが、嫌なクライアントとは出来る限り早く切っておかないと、後で大きなトラブルになったり慢性的なストレスが続いたりなど、 良いことはひとつもありません。
一度勇気を出して断る、是非挑戦してみてください。