ゆるく働くために20代から準備する【若いうちから目指すメリット】

寝そべるサラリーマン ブラック企業脱出

20代の方で「ゆるく働きたい」という願望を持つ方が増えているようです。

以前は30~40代で多かったのですが、コロナ禍における労働環境の変化や生活の変化によって「仕事とは、働くとは何か」ということについて真剣に考える人が増えたからかもしれません。真剣に考えれば考えるほど、これまでの固定概念ではなく、自分の物差しで物事をとらえ直すことに繋がります。

しかし、それを口に出すと「甘えだ」「怠惰だ」等の批判にさらされることもまだまだ多い現代。

今回は「20代でゆるく働く」ことについて、可能なのか?どのようにすればいいのか?等具体的に考察していきたいと思います。

「ゆるく働く」ってどういうこと?

ストレス過多のサラリーマン

そもそも「ゆるく働く」とはどのようなことでしょうか。

このサイトのテーマともなっているワードですが、これは人によって意味するところは違うものだと思いますが、今回は下記のように定義していきたいと思います。

  • プライベートを過度に犠牲にすることがない働き方
  • 自分の人生を大切に出来る働き方
  • 精神的にも身体的にも疲弊しすぎない働き方

当たり前のことですが、これが出来ていない生活を送っている人が多いのが事実です。

まずはこれらを満たせて、かつ自分の生きたいように生きられる「余裕」を持てる状態、それこそが「ゆるく働く」ための前提条件であると考えます。

「余裕」を持って、人間らしい生活を送れるような働き方ですね

20代でも目指せる?

20代で「ゆるく働きたい」と言うと、このようなことを言われるかもしれません。

  • 甘えでしょ
  • 怠惰だ
  • 若いうちの苦労は買ってでもしなさい
  • 将来苦労するよ

実際言われたことのある人、ネットでこのような発言を見たことのある人も多いのではないでしょうか。これを一概に間違っているとは言いません。心配や老婆心からくる場合もあるからです。

ただ、多くの場合、発言側と聞いた側の「ゆるく働く」という言葉の定義が異なっていることが原因であると言えるでしょう。恐らくこのような人でも「仕事で家庭を犠牲にするような働き方をしたい」と言えば、賛同してくれるとは思います。

要は解釈の問題なのです。ですので、あまり批判の声を気にせず、自分の望む生き方へとフォーカスすることが大切です。迷わずしっかりやるべきことをやっていく・・・・そうすれば、20代から目指すことは、可能どころかむしろメリットでしかありません。

サラリーマン

こんなイメージなのかも・・・?

「心に余裕のある状態」を実現するために経済的余裕を作ろう

とは言え、何をどのようにしたら「ゆるく働く」生き方にシフトしていけるのでしょうか?

ただただ仕事をサボったり、辞めたりするのではありません。何も力を付けずにそのような行動をしては、よりハードな選択肢しか残らなくなってしまいます。

ポイントは・・・

「職場以外で生きていける力をつける」ということ。
そのうえで「敢えて」仕事を続けること。

それが心の余裕に繋がり、ゆるい気持ちで働くことができます。いつだって辞められる、いつ辞めたっていいんだ、という自信をお守りのように持っているイメージです。これは実際に体験しないと分からないほどの心の余裕を生みます。

余裕のサラリーマン

では、その「余裕」はどうやって得ていけばいいのか。具体的に見ていきましょう。

副収入を得る

まずは1円でもいいので副収入を得る練習をしてみてください。

こんな形でも構いません。

メルカリで不用品を売る(大学の教科書等は結構高く売れます
ブックオフで読まない漫画や本、CDやDVDを売る
ブログ運営・アフィリエイトなどを始める
アンケートサイトでポイントを稼ぐ
ココナラなどで、データ入力のバイトをしてみる
知人の飲食店で1日だけ手伝う
副業禁止の会社もあるかと思うのでここは自己判断ですが、確定申告が必要なのは年間20万円以上の売り上げがたった場合です。その金額に満たない場合は、バレることはまずないといえるでしょう。

そしてそれを投資に回していけたらベストです。

投資を始めてみる

「ゆるく働く」ためには、時間的な余裕・経済的な余裕の双方が必要です。それを両方満たすのが投資。自分がゆるく働く代わりに、お金には一生懸命働いてもらいましょう。

投資と聞くと怖く感じるかもしれませんが、実は月100円からでも1000円からでもできます。「自分が働かなくてもお金は増えるんだ」ということを体感してみてください。

なお、始める際に気を付けたいポイントはこんな感じ

NISA(もしくは積み立てNISA)を利用する
まずはインデックス型投資信託からスタート
最初からやりすぎない。月100円~1000円から挑戦。
信用取引やFXは絶対NG。初心者のうちは基本失敗する。
「ドルコスト平均法とは何か」を学んでおく ※これこそが20代に始めるメリット

投資には証券口座の開設が必要です。本業も忙しいと思うので、自宅でできてかつ手数料の安いネット銀行がおすすめです。

▼20代におすすめのネット証券会社(オンライン完結かつ手数料が安い)

自分なりのロードマップを作成する

これも大切です。闇雲に動くだけではいつか力尽きてしまいます。

下記を自分なりに書き出してみましょう。

  1. そもそも「ゆるく働きたい」と思った理由
  2. 「ゆるく働く」ためにやりたくないことリスト
  3. それをやらないためには、どんなスキル・考え方を身に着ければいいのか

20代はがむしゃらに頑張っているとあっという間に過ぎてしまいます。その中できちんと「自分がどこを目指していて、その為には何が必要で、今自分はどの地点にいるのか」を意識していくことで、自分なりの「ゆるい働き方」を見つけることが出来るのです。

会社以外の人間関係を広げておく

今付き合っている人間関係を思い浮かべてみてください。

会社の人、学生時代の友人以外の知人はいますか?連絡先を知っていたり、昔仲良かった人ではなく、今夜急に連絡してごはんに誘える相手です。

もしいないようであれば、新たな人間関係を模索していくことが必要です。「ゆるく働きたい」という発言に対して、「そうだよなー仕事辛いよなー」と共感してくれる人だけでなく「俺も思った!だから独立したよ!」等と建設的な話ができる相手を探してみましょう。

とは言え、大人になってから新しい人間関係を模索するのは難しいもの。下記の方法も是非使ってみてください。

1人旅でゲストハウスに泊まってみる
1人でカウンターバーに飲みに行く
しばらく連絡していなかった知人に連絡してみる

視野を広げることそれ自体も、心の余裕に繋がります。

まとめ

「ゆるく働きたい」という願望は一般的には30~40代から生まれてくる場合が多いと思います。そんな中20代からそのようなことを思っているあなたは、きっと非常にハードに働いている、もしくは「ゆるく働く」生活の魅力に早めに気づいた方なのかと予想します。

時代は変わりました。「ゆるく働く」のは、甘えでも怠惰でもなく、賢い選択です。

是非、現実的に実現するための行動を始めてみてください。応援しています。

寝そべるサラリーマン