出張続きでも健康を守る方法|筆者がいつも実践している習慣

健康

出張は仕事の幅を広げてくれる一方で、体調管理が大きな課題になります。普段と違う生活リズム、会食や外食の連続、慣れないホテルでの睡眠…。その積み重ねで体を壊してしまえば、本来の目的である「仕事の成果」を出すどころではありません。

だからこそ、私は出張が続くときほど「体調を崩さないための仕組み」を意識的に取り入れるようにしています。ここで紹介するのは、私が実際に毎回出張で実践している習慣です。どれも難しいものではなく、ちょっとした意識や行動で大きく変わるものばかりです。


初日の夕食は“あえて粗食”で胃腸を休ませる

移動後の初日は、外食や会食が入りやすい日です。ですが、私はあえて「初日の夕食は粗食」と決めています。

移動による疲れと外食の重さが重なると、翌朝は体が重くなり、会議や打ち合わせで集中力が続かなくなります。これを避けるため、コンビニでおにぎりと味噌汁だけにする、スーパーで野菜スープや果物を買って部屋で食べる、というように「軽めに抑える」ことを徹底しています。

もし会食が避けられない場合は、ランチに切り替えるようにお願いするか、夜なら早めの時間帯にしてもらうのがポイント。夜21時以降に油っこい料理を食べるのと、19時までに食べ終えるのとでは、翌日の体調がまるで違います。


ホテルのモーニングは「野菜・フルーツ・魚」を中心に

出張でよく泊まるビジネスホテルには、朝食ビュッフェがついていることが多いです。ここで「ついパンとソーセージばかり」という選択をしてしまうと、午前中にだるさを感じやすくなります。

私は必ず野菜・フルーツ・魚を意識して選びます。

  • サラダ+オリーブオイルでビタミンと脂質を補う
  • 焼き魚や納豆でタンパク質を摂る
  • フルーツを2種類以上少しずつ取る

これで食物繊維とビタミンを確保しつつ、腸内環境を整えます。朝の時点で栄養バランスを調えると、前日の偏った食事のリセットにもつながります。


移動中は“ながらストレッチ”で血流を止めない

新幹線や飛行機で数時間座りっぱなしになると、血流が滞ってむくみや疲労が溜まります。そこで私は移動中に「ながらストレッチ」を取り入れています。

  • 足首を大きく回す
  • 膝を軽く上下に動かす
  • 座ったまま肩をすくめてストンと落とす

周囲から見ても不自然ではなく、血流を流す効果が高いのでおすすめです。これをやるだけで、到着後の動きやすさが全く違います。


必ず湯船につかる|シャワーだけでは疲れは抜けない

どんなに夜遅くホテルに戻っても、私は必ず湯船に浸かるようにしています。

理由はシンプルで、シャワーだけだと体の深部疲労が抜けないからです。湯船に浸かることで、

  • 筋肉が緩み、翌日の体のこわばりが減る
  • 自律神経が整い、深い眠りにつきやすい
  • むくみが軽減される

といった効果があります。大浴場付きのホテルを選ぶことも多いのは、このためです。翌朝のスッキリ感は「湯船に浸かるかどうか」で決まると言ってもいいほどです。


部屋に入ったらまず「加湿」

ビジネスホテルは空調で乾燥しやすく、翌朝喉が痛い…という経験をしたことがある人も多いと思います。そこで私は部屋に入ったらすぐ加湿対策をします。

  • 湯沸かしポットでお湯を沸かし、部屋に置いておく
  • 濡らしたタオルをハンガーにかける

これだけで喉の乾燥が防げ、風邪予防にもつながります。ちょっとした工夫ですが、出張続きでは特に欠かせない習慣です。


就寝前は“デジタルデトックス”

出張中は業務連絡や資料チェックで夜遅くまでPCやスマホを開きがちですが、私は寝る30分前はデジタルデトックスを徹底しています。

ブルーライトを避けると睡眠の質が改善し、翌日の集中力も格段に上がります。代わりにストレッチや読書をして、心と体を落ち着けてから眠るようにしています。


PC作業は“早朝”にまとめる

出張中は夜に作業を持ち越さず、PC作業は早朝にまとめるのが私のスタイルです。

  • 朝は脳がクリアで、集中力が高い
  • 夜遅くの作業よりも効率が2倍以上違う
  • 朝に片付けると1日の予定に余裕が生まれる

実際、夜に疲れた状態で作業すると倍の時間がかかり、しかも精度が落ちがちです。逆に、早朝にホテルのデスクで1時間集中する方が、短時間で仕上がりも良くなります。

「夜は湯船と睡眠」「朝はPC作業」というリズムに切り替えるだけで、出張が格段にラクになります。


まとめ|疲れを翌日に持ち越さないことが最優先

出張が続くと、不規則な生活になりやすく「仕方ない」と思って不摂生を続けてしまいがちです。しかし私は常に、疲れや負担を翌日に持ち越さないことを意識しています。

  • 初日の夕食は粗食で調整
  • モーニングは野菜・フルーツ・魚を中心に
  • 移動中はながらストレッチ
  • 必ず湯船につかる
  • 部屋に入ったら加湿
  • 就寝前はデジタルデトックス
  • PC作業は早朝に

この習慣を守るだけで、出張がどれだけ続いても体調を大きく崩さず、仕事のパフォーマンスを維持できます。

健康を犠牲にして成果を出すのではなく、健康を守るからこそ成果が出る。これが、私が出張を重ねながらたどり着いた答えです。