私もかつてブラック企業にいました。残業時間の長さは言うまでもなく、社内がとてもギスギスしていました。離職率も40%近く、ほとんどの人が入っては消えていくということを繰り返している環境。
退職までの経緯については、追々書いていくとして・・
今回は実際に辞めて感じたこと、気づいたことをまとめてみようと思います。
毎日ストレスフリー!!!
毎日ストレスフリー!!!(2回目)
人生というのはこんなにもストレスをなくすことができるのかと驚きました。特に日曜日の夕方、何の気負いもなく「ちびまる子ちゃん→サザエさん」の流れを楽しんでいる自分に驚きました。ブラック企業時代には、土曜の昼にはもう「あああと1日半だ・・」と憂鬱になっていたというのに。
そういえば小学校の頃こんな感じだったなぁ・・・などと思いながら、のんきにテレビを観られる状況。これは地味にぐっときました。
本当に必要な人間関係は、退社後も意外と続いていくので大丈夫
会社を辞めたかったものの、仲の良かった上司や部下、プライベートでも遊べるような先輩同僚などもいたので、退職することによってその人たちとの人間関係が終わってしまうということも、悩みの1つでした。また、同じ業界内で「あーあの辞めた人ね」となってしまうのが怖かったのも覚えています。
しかしそれも心配無用でした。
実際辞めたあとに起こったこと
- 本当に仲良かった人は辞めた後こそ利害関係のない友達になることができた。逆にレアキャラ感が出て、飲みに誘ってもらったりしやすくなる。
- 仲良くないのに社交辞令として「絶対連絡するね!」と言ってくる人は、結局連絡が来ることはないので今後付き合わなきゃいけないのかな・・などと心配しないで大丈夫。
- パワハラ上司から連絡がきたらどうしようという心配も無用。そういう人は新たなターゲットを見つけているので退職者に構ってくることはない。
「退職」という出来事が皮肉にもリトマス試験紙のようになって、人間関係はいい感じに整理されていきました。
ご飯が美味しくなった
これは結構驚きました。こんなにもご飯がおいしかったのかと言うことに久しぶりに気づいたのです。
ブラック企業にいた頃の自分のご飯の食べ方はこんな感じ。
- 栄養補給のため
- 後でお腹が空かないように
- ストレス解消
全く食材を味わうことができていなかったなと思います。なんなら何を食べていたかもあまり思い出せません。
ところが、退職翌日の朝ごはん、あまりに美味しくてびっくりしました。退職直前は精神的にもくたくたで、朝ごはんもコーヒーやコンビニパンで済ませてしまっていました。自分でも「朝あまり食べないタイプ」と勘違いしていました。
退職翌日、心と体が安心したからか朝起きてとてもお腹が空いていたのでコーヒーとパンを食べました。ただのトーストだったのにものすごく美味しくて驚いたのを覚えています。
最近は旬の食材を楽しんだり、秋だから栗ご飯でも作ってみようかな、少し面倒だけれども自分でクッキーを焼いてみようかななどと、別人のような食生活を楽しんでいます。
衣食住を楽しめるのは健康のバロメーター、今楽しめていない人はストレスが溜まりすぎているかもしれません。
【結論】辞めて良かった。人生変わった。
辞める前に懸念していた事はいくつもありましたが、実際にはメリットしかありませんでした。特に気にしていた人間関係ですが、そもそも自分の身を守るための決断を応援してくれない人は人生において必要のない人です。逆にその結論を応援してくれた人たちとは、会社と言う共通項がなかったとしても人間関係を継続しています。
迷ってる人、まずはメリットデメリットを書き出してみてください。そしてそのデメリットについて、「果たしてこれは、いつか自分がおじいさんおばあさんになって死ぬときに後悔するほどのデメリットなのだろうか?」と冷静に考えてみてください。
少なくとも私はやめて本当によかったです。止めなかったときの時間を考えると本当に恐ろしいです。
一歩踏み出してみると、思った以上に全てがうまく回っていく展開が待っているかもしれません。(私はそうでした)
ブラック企業の場合、最後の有休も満足に取らせてもらえない場合が多いかと思います。辞めるまでの期間が苦しい方、「退職という決断で、本当に良かったのだろうか」と不安な方、ブラック企業を退職出来たあとの世界が楽しみになることによって、心が少しでも軽くなっていただけたら幸いです。