「リモートワーク やる気でない」と検索してこのページにたどり着いたあなた。
今日のあなたは、きっとPCの前に座っても手が止まり、集中力が続かない、そんな状態かもしれません。
リモートワークには柔軟性や自由がある反面、孤独感や自己管理の難しさもついてきます。やる気が出ない日があるのは、むしろ自然なことです。
本記事では、そんな“やる気が出ないリモートワーカー”のあなたに向けて、筆者自身が実践している回復テクニックを3ステップでご紹介します。
やる気が出ない理由を「書き出す」
やる気が出ないとき、私たちはよく「なんとなく」だと感じがちです。でもその裏には、意外と明確な原因が潜んでいます。
たとえば…
- 納期が迫っていてプレッシャーが大きい
- 頭の中がタスクで散らかっている
- プライベートの悩みが気になっている
こうした“もやもや”を頭の中で整理しようとしても、脳の処理能力が落ちている状態ではかえって混乱するばかりです。
そこでおすすめなのが、「書き出す」こと。
大きめのノートやメモアプリを開いて、以下の項目を順番に書いてみてください。
- 今日抱えている仕事(できれば全部)
- それぞれの納期
- 見積もられる所要時間
- 最低限のゴールライン(例:「上司に突っ込まれない程度でOK」など)
書いているうちに頭の中が整理されて、「あれ?意外と大したことない?」と感じられることもよくあります。
やるべきことを「3つだけ」決める
STEP1でタスク全体を見える化したら、次にやるのは「今日やることを3つに絞る」という作業です。
このときのポイントは、絶対に欲張らないこと。
「~~の課題を終わらせる」といった大きすぎる目標は避けてください。
なぜなら、今のあなたは普段とは違う“低気力モード”。高い目標を立てると、結局手をつけられず、さらに自己嫌悪に陥ってしまいます。
たとえばこんな目標が理想的です:
- ○○社に問い合わせメールを送る
- プレゼン資料の表紙デザインだけ仕上げる
- 明日の打ち合わせの参加者リストを作る
このくらいのスモールステップを設定することで、心理的なハードルをグッと下げられます。
「今日 “だけ” 」「 “淡々と” こなす」と決める
このステップが、私にとって最も効果的な“復活の鍵”です。
やる気が出ないとき、人はつい「明日からちゃんとやろう」と考えがちです。
でも、それは未来の自分に責任を押しつけているだけ。
大事なのは、こう決めることです:
- 「今日だけ」はやる
- 「頑張る」のではなく「淡々とやる」
「今日だけやる」と考えると、気持ちの負担が驚くほど軽くなります。
たとえ今が20時でも、「今日だけこの3つだけこなす」と決めてみてください。
「頑張ろう」と気合いを入れるのではなく、タスクを感情抜きで処理するロボットのように取り組むのです。
実践例:こんな日もあった私の一日
ある日、まさに「何もしたくない」状態の私。
でも、とりあえずノートに「何でやる気が出ないんだっけ?」と書いてみたところ…
- 昨日寝不足だった
- 納期が迫っている仕事が複数あって頭がパンクしてる
- 運動不足で体が重い
と出てきました。
そこで私が選んだ“今日やる3つ”は以下でした。
- クライアントAに現状報告だけ送る
- 話題の資料にざっと目を通す
- 夕方30分だけ散歩する
それだけで、なんとなく「今日は生産的だった」と感じられ、翌日はスッと作業に入れました。
【補足】どうしても動けないときは…
どうしても「やる気スイッチ」が入らない日もあるでしょう。
そんなときは、思い切って完全に“オフの日”にするのも一つの選択肢です。
- 罪悪感を捨てて昼寝をする
- 漫画を1冊読んで「今日はもう終了」と割り切る
- 体調管理と割り切って散歩だけする
このようにして、**「やらないことを決める」**のも大切な自己管理です。
まとめ|“やる気が出ない日”を責めずに受け入れる
リモートワークでやる気が出ない日は、誰にでもあります。
そして、そんな日こそ自分を責めるのではなく、
- 書き出して整理し
- やることを3つに絞り
- 今日だけ淡々とやる
この3ステップで、あなたの“動けない状態”は確実に軽くなります。
無理にモチベーションを上げるのではなく、「やる気が出ない前提でどう動くか」を考える。
その姿勢が、リモートワークという環境の中で、長く健やかに働き続けるコツです。