ブラック上司。この言葉を見た貴方は、きっとどなたかの顔を思い浮かべながらこの記事をクリックしたのではないでしょうか?
この記事では、ブラック上司の特徴と対策について、まとめていきたいと思います。
特徴を知ることによって「この上司の指導は正しいのか、それとも容認するべきではないモラハラなのか」が判断できます。また、対策を知ることによって、自分や自分の家族を守ることができます。
たった1人の人間に、自分の人生を乗っ取られないよう、しっかりと学んでいきましょう。
ブラック上司とは?
「ブラック上司」という言葉を聞くと、特定の人を思い浮かべたり、ドラマで描かれるような部下に怒鳴り散らかす上司の姿を連想する人が多いかもしれません。
しかし、どこからが「厳しい上司」、どこからが「ブラック上司」と呼べるのか、判断に迷うこともあるでしょう。
実は、ここがブラック上司と出会った際の危険なポイントの一つです。ブラック上司に気づかず、「指導してくれているんだから」「自分の成績が悪いから仕方ないんだ」と我慢を重ね、気づいた時には感覚が麻痺してしまうことがあります。
そこで、以下にブラック上司の特徴をまとめます。自分の事例と照らし合わせて、「あれ?おかしいかも?」と感じたら、恐らくその感覚は正しいかもしれません。
さあ、早速見ていきましょう。
ブラック上司の特徴
ブラック上司には、以下のような特徴があります。
過度なコントロール
ブラック上司は、部下の仕事やプライベートにまで過度なコントロールを行います。部下が自主的に行うべきことまで細かく指示し、自由な発想やアイデアを封じ込めます。
威圧的な態度
ブラック上司は、部下に対して威圧的な態度を取ることがあります。怒鳴りつけたり、暴言を吐いたりすることで、部下を恐怖感で支配しようとします。
過剰な仕事量
ブラック上司は、部下に過剰な仕事量を押し付けます。部下に対して、自分自身の仕事の範囲を超えた業務を任せたり、短期間に大量の仕事をこなすように要求することがあります。
常にクレームや不満を言う
ブラック上司は、常にクレームや不満を言います。彼らは自分の責任を部下に押し付けたり、他人を責めたりすることで、自分の責任を回避しようとします。
部下の個性を尊重しない
ブラック上司は、部下の個性やアイデンティティを尊重しません。彼らは、部下を自分の手駒として扱い、自分の都合に合わせた指示を出すことがあります。
ブラック上司から身を守る方法
では、具体的な対策や取りうる手段についてまとめていきます。
相手を「ブラック上司」と認める
ますは相手をブラック上司だと認めましょう。責任感の強い人や真面目な人ほど、「入社したばかりの頃に優しくしてもらった」「自分の成績が悪いから」などと、情や自責の念に駆られがちなものです。
しかし、過去の思い出や自分の成績は関係ありません。いじめや戦争と同様、どんな状況下でも人に対するモラハラは許されることではないのです。
今の状況を紙に書き出してみてください。それを貴方のことを大切に思ってくれる家族や親友に話してみてください。それで出てきた答えが全てです。
「自分は不当な扱いを受けている。これは許容すべき範囲を超えている。」
こう認識することで、具体的な行動を起こしやすくなります。
一度釘を刺す
いきなり難易度が高いかと思いますが、できればどんな小さなことでもいいのでやってみていただきたいです。
ブラック上司には、自分の実力で人をマネジメントすることができず、これまで恐怖政治で事を進めてきて、それが成功体験になっている人が非常に多く存在します。
そういった人たちにとって、一番扱い辛いのは「自分に恐怖心を抱いていない人物」です。小さく弱い犬がキャンキャン吠えるように、実は自分に人一倍自信がないのがこの手の人です。自分に自信がないからこそ、「自分は仕事ができる」と周りにアピールしたり、SNSでやたら持論を語ったりしているのです。
本当は彼らは人からの賞賛や「いいね!」がないと不安でたまらないのです。
周りの人もブラック上司の本質を見抜いているため、「褒めておけば怖くない」と思い、戦略的に持てはやしているため、本人は批判されることに慣れていません。
そこで、下記のような小さなことを断ってみてください。
- 提示された納期を断る →「その日は難しいので◯日でお願いしたいのですが、宜しいでしょうか」と打診する
- 飲みの誘いを断る → 「折角なのですが、予定(勉強会・習い事などがおすすめ)があって難しいです。」
- 新規プロジェクトの打診を断る → 「お声がけは嬉しいのですが、現在のプロジェクトで手一杯というのが正直なところです。。」
ポイントは「謝らずに断る」ことです。
「あなたのことを脅威に感じていない。恐怖政治は自分には効かない」ということを暗に明示させることが大切です。
離れる(部署異動・転職・退職)
上記を繰り返しても改善されない場合、離れるのも一つの手です。
「なんでこんな1人のために」と思うのも無理はないですが、逆にそんな人物を上の立場に登用している環境にい続けることに、そこまで大きな価値はない場合もあります。
まずは部署異動願いを出すことや、難しければ転職活動を始めることができます。それでも耐えられなければ退職することも考えられます。現在の人間関係から離れる動きをしてみることで、「いつだって辞められる」という安心感が生まれてくることもあります。
「どんな企業でも嫌な上司くらいいる」というのは本当かもしれません。ただし、ただの嫌な上司ではなく、モラハラレベルの上司となれば話は別です。そんな上司はいない環境の方が割合は多いです。
筆者自身、ブラック企業を経験した経験もありますが、スペシャルホワイト企業に在籍していた経験もあります。
自分が思っている以上に世界は広い、ということを忘れずに良い職場を見つけるために行動を起こしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
自分の身を守るためには、まずは相手の特徴を知ることが大切です。
少しでも参考になれば幸いです。