年末は「今年やり残したことがある気がする…」と落ち着かない人も多いもの。けれど、少し先取りして動くだけで、新しい年をぐっと軽やかに迎えることができます。ここでは「年末までにやっておくと、新年が楽になる行動リスト」を紹介します。習慣化できれば、年末の慌ただしさに振り回されることも減り、余裕あるスタートを切れるでしょう。
部屋と暮らしを整える
大掃除を“ミニマル掃除”にする
年末の大掃除は「完璧にやらなきゃ」と思うと疲れ切ってしまいます。おすすめは**“ミニマル掃除”**。すべてを一気にやるのではなく「来客が目にする場所」や「年明けに自分が気持ちよく過ごせる場所」だけを重点的に。
- 水回り(トイレ・お風呂・キッチン)
- 窓や玄関
- 冷蔵庫の中
これだけで印象は大きく変わります。「やらない場所」をあらかじめ決めておくと、掃除に追われずに済みます。
不用品を年内に処分
年始に「今年はスッキリ暮らしたい」と思っても、モノが多いとスタートから重くなりがちです。年末は不用品を見直す絶好のタイミング。
- 1年以上着ていない服
- 期限切れの調味料
- 使っていない家電や雑貨
メルカリやリサイクルショップを活用すれば、お小遣い稼ぎにもなります。
食と健康を整える
冷蔵庫をリセット
年末に冷蔵庫を整理しておくと、新年の買い出しがスムーズになります。古い調味料や食材を処分して、余裕のあるスペースを作りましょう。正月料理やおせちの材料を入れる余裕ができ、食材ロスも防げます。
暴飲暴食を予防する習慣
年末年始は会食やお酒の機会が増える時期。体調を崩さないためには「前後の調整」が大切です。
- 会食の翌朝は野菜スープやおかゆで胃腸を休ませる
- アルコールの合間に必ず水を飲む
- 早寝早起きでリズムを整える
「健康を守ることも年末の準備」と考えると、気持ちも切り替わります。
お金を整える
支払いを年内に片づける
年末までに公共料金やクレジットカードの支払いを整理しておくと、新年からお金の不安がなくなります。
- 各種請求の自動引き落とし設定を確認
- 家計簿アプリで支出を見える化
- 年末年始の予算をざっくり立てる
「お金の整理」ができていると、余計な出費や不安を減らせます。
ふるさと納税の駆け込み
12月はふるさと納税のラストチャンス。食品や日用品など“どうせ使うもの”を選べば節約効果も高まります。
- お米
- 冷凍食品(干物や餃子など)
- トイレットペーパーや洗剤
新年の生活費を実質的に軽くしてくれる選択がポイントです。
仕事を整える
デスクとデータの整理
仕事納めに合わせて、デスク周りを整理しましょう。物理的な机だけでなく、パソコンやクラウドのデータも対象です。
- 不要な書類を処分
- データをフォルダ分けし、バックアップを取る
- メールを整理し、必要なものはフラグを立てる
新年最初の出勤日、「あれどこだっけ?」と探す時間を減らせます。
感謝を伝えて締めくくる
年末は仕事仲間やクライアントに「今年もありがとうございました」と一言伝える絶好の機会です。メールでも十分ですが、ちょっとした手書きカードやギフトを添えると関係性が深まります。
「ありがとう」を伝えて年を終えることは、自分自身の心の整理にもつながります。
人間関係を整える
会いたくない人リストを見直す
「年末だから」と無理に全員に会う必要はありません。自分にとって心地よい関係を優先しましょう。
- 会うと疲れる相手とは距離を取る
- 本当に大切にしたい人にだけ時間を使う
- 年賀状や挨拶も“送らない勇気”を持つ
人間関係を軽くしておくと、新年を気持ちよく始められます。
年末年始に会う人を決める
逆に「この人と話すと元気が出る」という人をリストアップしておくのも大切です。年末年始の数日間は短いからこそ、会う相手を意識的に選びましょう。
自分自身を整える
新年の手帳やカレンダーを用意
年が明けてから手帳を探すと、出遅れた感があります。年内に用意しておき、最初の予定を書き込んでおきましょう。
- すでに決まっているイベントを書き込む
- 1月の目標を軽くメモする
- 毎月の固定予定(給料日・引き落とし日など)を記入
年明けからスムーズに動ける土台になります。
“やめたいことリスト”をつくる
新しい習慣を増やすより、やめたいことを年末に書き出しておくと実行率が高まります。
- 無意味なSNSのスクロール
- 夜更かし
- なんとなくの買い物
紙に書いて可視化するだけでも行動は変わっていきます。
まとめ|“軽さ”を仕込んで新しい年を迎える
年末は「足りないものを詰め込む」よりも「余白をつくる」ことが大切です。
- 部屋を軽くする
- お金の不安を軽くする
- 人間関係を軽くする
- 心の荷物を軽くする
こうして仕込んだ“軽さ”が、新しい年を迎えたときの余裕につながります。
年末の慌ただしさに流されず、自分の時間と心を守るために。ぜひ今年は、先取り行動を取り入れてみてください。

