「ゆるく働きたい」と思ってはいても、実際何をどうしたらゆるく働けるのか、イメージが湧かない方もいるかもしれません。
今回は実際に「ゆるく働く」を実践するために必要なことをまとめていきます。
「ゆるく働く」とは
まずは定義から。これは個々に異なります。
そのため、まずは自分自身のイメージしている「ゆるく働く」とはどういうことか、具体的に考えていくことから始めていきましょう。
やりやすい順番としては、「どうして『ゆるく働きたい』と思うようになったのか」を書き出してみることがおすすめです。多くの人がマイナスな体験や嫌な思い出がベースになっていることが多いことに気づくことでしょう。
例えば・・・・
- 残業続きの毎日が辛い
- 上司の顔色、クライアントの顔色を伺っている働き方が嫌だ
- 売上ノルマに追われる生活を抜け出したい
- 残業代で稼がないといけない状況が辛い
まずは自分の書き出したストレスがなく働ける状態、これを「ゆるく働く」の定義と設定してみましょう。
「ゆるく働く」を実践するために必要なこと
では、その「ノーストレス状態」を達成するために必要なことについて考えてみます。
ビジネスの現場における多くストレスは、下記の2つの力を身につけることで大きく改善する場合が多いものです。
- 自分にとっての「無理」の範囲を知っておくこと
- 断ること、NOということへの抵抗をなくすこと
実際にこれらの力を身につけるための方法を含めて、みていきましょう。
自分にとっての「無理」な範囲を知っておくこと
自分にとって、どこまでなら頑張れてどこまでが「もう無理」と思うかの基準を知っておくことも大切です。
実践編:「やらないことリスト」を作ってみる
自分にとってやらないこと、やりたくないことをリスト化してみましょう。
今現在はやらざるを得ない・・と諦めていることでも構いません。自分のイメージする「ゆるく働く」を現実化できた際にはやらないであろうことを書いていくのです。
そうすることで、自分にとってどんなことが嫌だったのか、どんなストレスをなくすことが自分の理想だったのかが明確となっていきます。
例えば・・・・
- 納期の短い仕事
- 出勤時間が早い仕事
- 満員電車での通勤
- 嫌なクライアントの対応
断ること、NOということへの抵抗をなくすこと
これは非常に大切です。「ゆるく働く」を実践する上で、切っても切り離せないのがタスクの絶対量を減らす、ということ。
忙しさやストレスの原因の1つに「業務量過多」が含まれている人は多いのではないでしょうか。
とは言え、断ることやNOということは勇気の要ることですよね。『断って嫌な顔をされるくらいなら、やってしまった方がむしろ楽』と思ってしまうこともあります。
しかし、それを続けた結果「ゆるく働きたい」と渇望してしまうほど疲れ果ててしまったのも事実なのではないでしょうか。
これまでできる限り頑張ってきたあなただからこそ、一度くらい断ったって、相手も『何か余程の事情があるのだろう』と思ってくれるはず。
まずは1つでも2つでも「断る」挑戦をしてみてください。
実践編:「断る」ことで生まれた時間を書き溜めていく
ここでは実際に断ったことによって生まれた時間を可視化してみてください。
例えば・・・・
①サラリーマンの場合
- 締切の早倒し
- 上司からの、不必要な資料の作成
- 二度手間になっている報告作業
- 先輩からの飲みの誘い
②フリーランスの場合
- ずっとお世話になってきた会社(しかし最近ストレスを感じている)との契約
- クライアントに誘われた食事
- 短い納期での納品打診
- 対面での無意味な打合せ
そしてそれをノートに書いていきます。
これを続けていくことで、自分の時間を自分で守るためには「NOということ」「断ること」がいかに大切か、意識できるようになってきます。
また、このノートを見返すことで、過去の自分と断ることができるようになってきた自分とを比較することができ、自分の成長を実感できます。それがひいては自信に繋がり、更に断るのがうまくなっていきます。
まとめ
「ゆるく働く」を実践するためにどんな力を身につけていくべきか、少し具体的にイメージが湧きましたでしょうか。
やらないことを決めて、きちんと断ることで生まれる余裕、これは非常に大切です。
ぜひ、ノートを開いて自分自身と向き合ってみてください。