嫌なことを思い出させるものはどんどん捨てる【心のデトックスで前向きに】

日々のあれこれ

なんだか毎日うまくいかない。そんな時期って誰にでもあります。

仕事でミスが続いたり、プライベートでもやる気が出なかったり。そんなとき、私たちは「何かを新しく始めなきゃ」「変えなきゃ」と焦ってしまいがちです。でも実は、何かを「増やす」より、「減らす」ことのほうが、はるかに効果的。

その中でも、すぐにできて効果を実感しやすいのが「モノを捨てること」。

特に、「嫌なことを思い出させるモノ」を捨てるのは、心のデトックスに最適です。今回は、そんな“気持ちを軽くするための手放し”について、具体例を挙げながらご紹介します。

嫌なことを思い出させるモノを捨てる理由

モノには、見た目以上の「記憶」がこびりついています。

それを見るだけで過去の失敗や人間関係のトラブル、つらかった時期の自分を思い出してしまうようなモノが、あなたの身の回りに残っていませんか?

毎日を少しずつ重たくしている「過去の残骸」は、今のあなたに必要のないものです。

では具体的にどのようなものを捨てていけばいいのでしょうか。いくつか例を挙げていきます。

捨ててスッキリ:よくある具体例

辛かった時期に着ていた服・使っていた小物

  • 就職活動中にボロボロになるまで着ていたスーツ
  • パワハラ上司の目を気にして選んだ地味なオフィス服
  • 毎晩泣きながら日記を書いていたノート
  • 病気や療養時期に使っていたブランケットやタオル
  • 落ち込んでいた頃、なんとなく買って使っていた安物の財布

見た瞬間、「あのときの自分」を思い出すモノは、今のあなたにとってのノイズです。今は乗り越えたのに、思い出すたびに過去に引き戻される…。そんなアイテムは、心にとっての「未練の種」になってしまいます。

好きではない人からもらったプレゼント

  • 気まずくなった元友人からの誕生日プレゼント
  • 距離を置いている親から送られてきた雑貨
  • 苦手な取引先からのお歳暮やお土産
  • 義務で参加した飲み会のビンゴ景品(思い出すだけで疲れる)
  • 義理チョコや形式的なお歳暮など、感情がこもっていない贈り物
  • 別れた恋人とのペアグッズやアクセサリー

「モノに罪はない」と思うかもしれませんが、使うたびに“その人”が頭に浮かぶなら、もはやそのモノは「嫌な気分製造機」です。

デジタルの中にもある「捨てるべきもの」

  • デジタルの中にもある「捨てるべきもの」
  • 昔の恋人とのLINEのやり取りや写真
  • 読んだだけで落ち込むSNSのスクショやリスト
  • 見ると不安になるニュースアプリの通知設定
  • 自己肯定感を下げるフォロー中のインフルエンサーの投稿画面

画面の中の「嫌な記憶」も、思い切って削除・ミュート・アンフォローしましょう。

それでも捨てづらいときの考え方

「また使うかも」は幻想

「もったいない」「いつか使うかも」と思って取っておいたモノ、実際にまた使ったことはどれくらいあるでしょうか?

1年手をつけていないものは、今後も使わない可能性大です。

「買い直す費用」より「使うたびに不快になるコスト」の方が高くつきます。

「あげた人に悪い」は気にしない

贈った側も、あなたが義務で使い続けていたら本望ではないはず。もし聞かれて困ったら「たくさん使って壊れちゃった」でOKです。

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意外と困らない

捨ててしまったらあとで困るのではないか、と心配される方もいると思いますが、実際に困ることは殆どないので安心してください。

後で買い直したとしても、「不快な気持ちを捨てるための費用」と考えたらそう高くはないはずです。

また、人からもらったものなど「捨てたとばれたら気まずいのではないか」と思う方もいるかもしれません。しかし、頂き物を一生使い続けられる人は殆どいません。そして大体バレません。万が一聞かれたら、「気に入って使っていた結果、壊れてしまった」という方便も使えます。

なにより、そこまでしてその人との関係を続けたい理由は何なのか、と考えると気が楽になるかもしれません。

人生は短いです。

何かが上手くいかない、と思ったときはまず自分を幸せから遠ざけるグッズを捨ててみるのがおすすめです。