断ることって本当に大切。
ブラック企業時代の私は断ることが本当に苦手でした。
こんな人は多いのではないでしょうか?
- 仕事の依頼は「どうしても難しいとき」以外は断らない。(そしてその「どうしても難しいとき」の基準が物凄く高い)
- 嫌な相手でも無視はしない(顧客からのメールや着信など)
- 金曜の夕方に「来週まで」と言われた仕事も引き受ける(土日にやればいいと思っている)
断らないメリット
何事にもメリットはあります。どうして断らないか、それを分析してみましょう。
相手を失望させないで済む
頼みを断った時、喜ぶ相手はいないですよね。
確実に「え?なんで?」と言われるはずです。特に上司や先輩なら、それをきっかけにムッとされ、余計面倒なことになるかも・・と思ったりしてしまいます。
断らないことは、このような心配をしなくていい、というメリットがあります。
喜ばれるかもしれない
頼み事をやってあげれば基本的には「ありがとう」と言われるかと思います。お礼を言われたら誰だって「やって良かったな」と思うはず。
しかしこの時のありがとうって、とても軽いものです。
そもそも業務過多の相手に図々しく頼めてしまうような相手です。口先の「ありがとう」はもらえても、「やってもらえてラッキー」程度にしか思われていない場合も多いです。
しかしそれに気づかずメリットと感じてしまっている場合も多いかと思います。
断らないことの本当の恐ろしさ
断らないことのメリットって実はそこまで大きいものではなさそうですね。
では逆に、断らないことで生じるデメリットを見ていきます。
無用なミスが増える
単純に生産性が下がります。本来受けるべきでない依頼を受けたことにより、心身の疲労や理不尽さの中で業務を進めることになり、結果ミスも増えてしまいます。
その際、相手の言い分としては「引き受けたならちゃんとやってくれないと困る」「忙しいなら断ってくれても良かったのに」となり、誰も大目になんて見てはくれません。
気持ちも体力も限界に
本来自分でやるべき業務以外の「誰か」がやらなければならない仕事を全部引き受けていたら、他の人より業務時間は長くなり、プレッシャーもかかり、疲労が蓄積していきます。
更に一度引き受けた仕事をミスすると自分のミスになるという点も、当たり前ですが理不尽な気持ちに拍車をかけ、ストレスが溜まっていきます。
都合の良い人と思われる
これが一番恐ろしいです。基本的に無理な頼みをする人は、相手を見ています。
そんな相手に「断らない都合のいいやつ」と思われてしまったら最後。何度も同じことをしてきます。都度「ありがとう」「助かった」「さすが」などと言われますが、逆にこちらが困っている時には絶対に助けてくれない場合が多いです。
まとめ
今すでに、誰かにとっての「都合のいい人」になっている方もいるかもしれません。
それで相手がいつか恩返しをしてくれる関係性ならいいのですが、もしあなたが疲弊しているのなら、それは健全な人間関係ではなく、きっと恩返しをしてくれる日なんて来ないのではないかと思います。
まずは、断るメリット・デメリット、断らないメリット・デメリットについて、手帳に書き出してみるとよくわかります。
断ることの具体的なコツについてはまた後日まとめていきたいと思いますが、デメリットに気づくことが、第一歩かと思っています。
本日もお疲れ様です。読んでくださってありがとうございました。